神カル


息子の幼稚園が始まると同時に行ってきました。
平日の館内でも、そこそこ人が入っておりました。年齢層が広かった。中学生くらいから、年配の方まで。

学生の頃とかは映画館に気軽になんでも見に行っちゃったものだけど、
近年めっきり離れていたので、映画館に引き戻してくれた嵐さんに感謝してます。
やっぱり好きなんだよこのワクワク感。


以下感想です。ネタバレちゅういです。


悪くなかったです。良かったような気もします。
原作と同じ印象でした。
つっこみどころはいろいろあるんだけど、どうしたってグッときてしまう。
何かあるんだろうなと思います。美しい物が。
原作も映画も、共に見て良かったです。

翔くんは。 悩んだねぇ、って感じがすごくしました。
ほんとうは、芯の部分は何もしなくても合ってるような気がするのに、作りこんだ部分がどうにも違和感でした。寝不足を表したかったのかな。飄々としたかったのかな。なんかもうちょいなんとかしてあげたい感じがしました。髪型含め。
だけどでも。肝心のところはとても良かった。御嶽荘の学士さんを送り出す場面とか、最後の泣きとか。芯はイチさんでした。

あおいちゃんはいちいち可愛かったです。もともとファンタジックな役ですものねー。あのふたりなら子供もコウノトリが運んできたかもしれない!「バンザイ」が、唐突なのにさすがと思った。
要潤くん素敵だった〜。あんなに砂山さんカッコイイなんて!声がいい。もともと好きだったけど声には初めて気づいたなぁ。
吉瀬さんがかっこよかった。画面がひきしまる感じ。頼りになる美人看護婦が、この病院には何人いるんだろう。
柄本さんはイメージぴったり!狸ぴったり。

御嶽荘のところはやっぱり描き切れない。でも無くすわけにもいかないし、病院のシーンを減らせない。しょうがないのかなぁ。一緒に行ったダンナは原作未見で、人間関係がよくわからなかったと言っていた。
カメラアングルが、なんか気になった。普段そんなの気にしないんだけど。そこをアップで?とかそこから撮る?みたいなところが結構あった。

っていろいろ率直に書いてしまいましたが。スミマセン、文句言うことはたやすいんです。


映画でも本でも、どうしても心につきささる言葉がふたつあって。
「学問を行うのに必要なのは気概であって学歴ではない」
「病むということは、孤独なことです」

ほんとに、魂でもこめられたかのように、胸に響きます。涙が出そうになります。
翔くんと加賀さんの声音で、頭に止めておこうと思います。